1/12

【NEW】赤木明登+堀畑裕之「工藝とは何か」(赤木明登さんサイン入り)

¥8,580 税込

※この商品は、最短で6月1日(土)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。

別途送料がかかります。送料を確認する

¥7,000以上のご注文で国内送料が無料になります。

あるとき赤木明登さんがふらりとツバメコーヒーに立ち寄ってくれたことがあった。いろんなものをお持ちであるだろうにぱぱぱっとそれなりにまとまったお買いものをしてくださった。当時、店主の私物で埋められた本棚をみて「ぼくの本棚の本と半分くらいかぶっているね」とおっしゃった。ぼくは「そうなんですね」とこたえて、それ以上話は深いところにいくことなしに、彼はこの場をあとにした。

電子書籍の登場以来、本は、文章の連なりという「コンテンツ」と装幀を含む紙の束としての「オブジェクト」のあいだ(のどこか)に存在している、と言える。2022年、その見立てのもとオブジェクト性にもこだわった布張りコデックス装の『俗物」を刊行した。
赤木明登+堀畑裕之『工藝とは何か』も赤糸綴じコデックス装で、黒田泰蔵さんが白磁で到達したあり方をそのまま移し替えているように見えた。

工藝家は、物理法則を体感するなかで、そこにある身体的経験が「自己と世界の一体感、いや自己の消失とでもいうべき状態をもたらしてくれる」というようなことを聞くと、フロム『愛するということ』の「成熟した愛は、自分の全体性と個性を保ったままでの結合である。...愛によって、人は孤独感・孤立感を克服するが、以前として自分自身のままであり、自分の全体性を失わない」を思い出す。
満たされることは消えることでもあるのだ。

「この世界には、外部があって、そこには神仏がいる。人間には魂があって、それは世界の外部と行き来している」(『工藝とは何か』20頁)

赤木さんは、神様を信仰しろとか、仏を想えとか言っているわけではない。
「世界の外部性」としか名指せないものが存在する、とだけ言っている(と思っている)。
それを神仏と言ってもいいのではないか、くらいに理解している。事後的にそう名指さざるを得ないんだ、というふうに。

今回、赤木明登さんのご厚意でサイン本をご用意いただいた。
内容、装幀ともに「工藝的な本」なので、ぜひその細部まで堪能してほしいと思う。


赤木明登+堀畑裕之「工藝とは何か」
発行: 拙考
発売:株式会社泰文館
定価:7800円+税
出版日:2024年3月10日
ページ数:363頁
サイズ:148*210mm
デザイン:山口デザイン事務所
印刷:株式会社山越
製本:有限会社篠原紙工

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1026)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥8,580 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      セール中の商品
        その他の商品